舞台はシリア王国。金が採れることで有名な国でもある。そのため、金の密輸（流出）などを警戒し孤立した国となる。テロリストが頻繁に行動を起こしている。王室制度をとっており、王室は自分たちと国民たちの身の安全を考え、テロリストの活動を打破し、同時に政治を動かす重役たちの監視役として、王室守護隊「Z」を設立した。「Z」は、独立体制をとっており、どんな権力にも縛られることはないものの、その絶対的忠誠は常に、王族に捧げられていた。

● 『Z団』のシステム全てを把握し、命令を下す絶対的統率者。
● 頭脳はもちろん、運動能力に秀でていなければならない。
● 常に冷静であることを求められる。
● 前任者によって決められ、辞めるときは国王の許可が必要とされる。

深いブロンド、アイスブルー。
強い印象を与える美貌に、人を惹きつけるカリスマ的ものに包まれている。
「Z」団の統帥としてその才能を発揮しているが、過去の経験からか、性格に問題あり。
ユウに執着し、彼女を追い詰めていく。

● 統帥を補佐し、騎士たちのまとめ役でもある。
● 主に本部で指令する統帥と違い、実際に行動を共にしながら指図していく。
● どんな場合でも適応できる判断力、決断力が要る。
● 主に統帥の一存。だが、王室や大臣たちを含めた会議のもとで発表するのが義務。
● 辞めるときは、統帥と同じく国王の許可が必要。

ブロンドで肩より下の長さ。（普段は１つにまとめている。）と淡いブラウンの瞳が特徴。
幼い頃に実の母が亡くなり、権力にしか興味のない父と政略結婚で後妻になった享楽好きの義理の母がいる。
全寮制の学校に入り、そこで知り合った幼馴染で親友のリランだけが心の拠り処。

前任者が団員たちから推薦し、統帥とリーダーに認可されれば、称号を受けることができる。時折、リーダーに推薦を受けて称号者になることも。だが、団員達の人望が必要なため、その際は慎重になる必要がある。

● 以下、金の騎士団。
● 王族の護衛を主体とする。

淡いブロンド髪とハニーブラウンの瞳。
冷静沈着で統帥の片腕的存在。
ユウの才能を認め、“リーダー”としての役割を全て教え込んだ。
統帥のことを心から崇拝している。

● 以下、銀の騎士団。
● 潜入捜査 ――― いわば、スパイを主体とする。

銀色の髪、エメラルドの瞳。
資産家の息子で、婚約者が自殺した過去を持つ。
他人を受け入れない性格で、ユウのことも信じていなかったが、
ある事件をきっかけに彼女をリーダーとして認めるようになる。

● 以下、黒の騎士団。
● 暗殺を主体とする。

黒色の髪、漆黒の瞳。
統帥を苦手とし、「Ｚ」団の中で唯一、ユウの味方となる人物。
「暗殺」という仕事のせいか、あまり表立って姿を見せない。
統帥の片腕でもあるゴールドとは相性が悪い（過去に何かあったらしいが……）。

● 以下、赤の騎士団。
● テロリスト摘発を主体とする。

鮮やかな赤色の髪、深紅の瞳。
ユウを“リーダー”として認めていなかったが、ある事件をきっかけに、認めていく。
お姉さん肌で、性格もさっぱりしている。
統帥を崇拝している。

● 以下、青の騎士団。
● 他国からのVIPなどの護衛を主体とする。

薄い青色の髪、深い青色の瞳。
唯一、ユウが“リーダー”として選んだ称号所有者。短絡的な性格の持ち主。
ユウを毛嫌いしているが、ある事件をきっかけに彼女を尊敬するようになる。
統帥を崇拝している。

☆　団　員　☆
統帥とリーダーに認められれば、希望制でそれぞれの団にいけるが、一度入ったら交代はできない。高額の給料がもらえる。
↓
☆　見習い　☆
敷地内の寮に入り、団員から指導を受ける。それぞれの団の雑用を任される。
年に一度の試験で団員になれる。安いものの、給料がもらえる。
↓
☆　候補生　☆
入団試験合格後、『Z』団敷地内にある学舎や、トレーニング室などで教官の指導を受けることができる。無料で学べる。年に2度の試験で見習いへあがれる。

金色の髪、キレイな翡翠の瞳を持つ。
ユウの幼なじみ兼親友。心配性で、友達を大切にする優しい性格の持ち主。
昔から、ユウの理解者だが彼女が「Ｚ」に入団してからは距離を感じている。

床まで流れる長い豊かな金色の髪、サファイアの瞳。絶世の美女と謳われる。
ある事件を切欠にユウと知り合い、やがて、国一の娼館を持ち、娼館の纏め役になる。 命と引き換えにしてもいいくらいユウを大事に思っているが、ユウの自らに執着しない性格を心配している。唯一、ユウが執着するリランに嫉妬している。

金色の髪、エメラルドの瞳。
アリストアの双子の弟。彼女と同じくユウを大事に思っている。医師の資格を持ち、ユウとともに、地下研究所で下層界の者たちのために薬を開発し、無料で奉仕している。逆に珍しい薬に対しては貴族たちに高値で売っている。